箱根オーベルジュにて～ニールティエの場合

　妄想止まらず。箱根オーベルジュにて～ニールティエの場合、いきまーす！

　箱根デートに出かけたニールとティエリア。湖畔の売店でティエリアは何やら不満そう。
「どうした、ティエリア？」
「・・・ない」
「は？」
「この売店にはガンダムグッズが置いていない！」
　ニールは肩をすくめて、
「そりゃ箱根といえばエヴァ＠ゲリオンの聖地だからな。ガンダムの影が薄いのは仕方ないさ」
　ガンダムを愛することにかけては刹那に引けを取らないティエリア、エヴァまんじゅうやエヴァせんべいを悔しげに眺めます。
「ほらほら、機嫌直して。遊覧船が来たぞ、乗ろうぜ」
　湖面をすべる海賊船型遊覧船のデッキで、ティエリアのご機嫌も直ったよう。

　美術館を巡り、夕刻には予約のオーベルジュへ。前から行きたかったというティエリアのご希望です。

　ドレスコードのあるディナータイム、ティエリアは遊び心で以前アロウズのパーティ潜入の時にあつらえた紫のドレス姿を披露。
　ニールは思わず見惚れてしまいます。
「本当にティエリアは何を着ても綺麗だなあ」
　ティエリアはにっこりと微笑み、スーツを着たニールと腕を組んでレストランへ。

　ソムリエの持ってきたワインリストを見て、ティエリアは眼を輝かせます。
「わ、大好きなシャトー・マルゴーがある」
「どれどれ」
　リストを受け取ったニール、その値段を見てドン引き！
「お、おい、できたらもう少し手頃な価格のものを・・・」
「とても美味しいワインなんだよ。今夜あなたと二人で飲みたいと思ったんだけど、だめ・・・？」
　ティエにうるんだ瞳で見つめられては、ニールはお手上げです。
「よーし、わかった、まかせておけ！」
「ありがとう！」
　テーブルから身を乗り出し、ニールのおでこにチュッ、とKISSするティエリア。

　支払いは当然ルームチャージ、ニールのクレジットカードです。

　これも惚れた弱みというものか。旅費と合わせるとガンダムマイスターのお給料が吹き飛びそうなニールは、ひきつった笑いを顔に浮かべるのでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい　

　うわ～、またまたしょーもない話を書いてすみません～。

　下の二人がMYベストカップル・ニール＆ティエリア。

　私がニールティエの話を書く度に、ダンナが「ニールって誰？」と訊くんです（すっかり忘れている）。
　だから～、ニールは初代ロックオン、双子のお兄ちゃんの方だってば！
　そういえば同じ顔していても、ティエリアは弟のライルには、まるで興味を示しませんでしたね。
　やっぱりティエリアの永遠の恋人はニールなんですよ