BLOOD+ ハジを支えてきた言葉 [サヤ&ハジ]
今となっては遠い昔。ボルドーの動物園で、サヤが幸福に暮らしていた頃。
「私、いつか剣を持って世界を旅するんだ」
熱心に剣の稽古に熱心に取り組むサヤ。すっかり上達した彼女は「先生じゃもう相手にならないわ」と笑います(サヤの太刀さばきはこれが基礎だったんですね)。
「ねえ、ハジ。私、大人になったらここを出て、もっと広い世界を見てまわるのが夢なの。その時はハジも一緒だからね」
サヤにそう言われた時、まだ子供だったハジは少し頬を染めてはにかんだ顔をするだけでした。でも口には出さなかったけど、ものすごく嬉しかったのです。
そして長い時が流れ、ニューヨークで。
ハジをシュヴァリエにしてしまったことを悔やむサヤに、ハジは後悔したことはありません、と迷わず答えます。
「あなたはあの時言ってくれました。剣を手に世界を旅したい、そして私も一緒だと・・・あなたのその言葉が孤独であった私の支えになっていました。私はひとりじゃないのだと・・・」
言いかけるハジにサヤは思わず手をのばし、しがみつきます。それを受け止めながらハジは静かに言葉を続けます。
「だからサヤ、私は今もなおあなたと共にいるのです」
ハジの胸に顔をうずめたまま、サヤはつぶやきます。
「ハジ、ありがとう・・・」と。
うーむ。サヤとハジの絆は強いぞ。年季が入ってるしなー。ディーヴァのシュヴァリエやってる間に大幅に出遅れたソロモン、果たして巻き返しなるか!?
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