SSブログ

BLOOD+ ソロモン様の口説きっぷりⅢ [ソロモン]

「あなたは僕が守る。あなたの望みは僕がかなえる」
 私ならここであっさり陥落ですが、サヤは違っていたようです。ソロモンを突き放し、強い口調で叫びます。
「私の望みは、ディーヴァを殺すことだけ!」
 ソロモンの瞳にとまどいの色が浮かびます。
「それが、あなたの望みですか?」
「あなたは私と一緒に戦えるの? ディーヴァを殺せるの!?」
 その時、不意にサヤをめまいが襲います。あわててささえるソロモン。サヤの様子から彼女の休眠が近いことを悟ります。
「あなたの望みがディーヴァを殺めることならば・・・」
 すっと険しくなる緑の瞳。
「僕がディーヴァを殺めましょう」
 思いがけない言葉にサヤの眼が見開かれます。
「それであなたと共に生きていけるのであれば、地獄の業火に焼かれようとも、かまわない」
 おお、地獄の業火だ! 宝塚だってこんなセリフはめったにお目にかかれない!!
「ソロモン・・・」
 摩天楼の夜風に吹かれながら、見つめあうふたり。ソロモンの強い意志がサヤの心を揺さぶります。
 ソロモンの手がサヤの頬に、そして唇にふれます。
「命じてください、この唇で」
 魅入られたように眼を閉じるサヤ。このまま一気に陥落か!? と思いきや・・・。
 やっと、ハジ登場!!(ごめんねハジ・・・すっかり忘れてた)
 ソロモン、素早くサヤをお姫様抱っこして、ハジをかわします。
「サヤは渡さない!」
「君ではサヤと未来を築くことはできません。あるのは過去だけです」
「今この時を一瞬一瞬を私はサヤに捧げている。それは過去から変わりはしない」
 ソロモンにつられてハジまでおそろしくキザな発言しています。しかしいつものように寡黙なままでは、金髪小僧に勝てないので仕方ありません。
「できるなら、君とは戦いたくなかった」
 ソロモンはサヤをそっと降ろしながらそう言いますが、セリフとは裏腹にやる気満々に見えるのは私だけでしょうか・・・?
「サヤは連れて帰る」
「サヤは僕の花嫁になるのです」
「サヤは私の全てだ!」
 ”サヤ取り合戦”、両者一歩も譲らず! ついに激突だ~! あ、ここでソロモンは私のハジを犬呼ばわりしたので、減点2ね!
 摩天楼を舞台に激しくぶつかりあうハジとソロモン。
「君がサヤと共にいることが、サヤの幸せになると思うのか!? 僕には君がサヤに見せる未来には、絶望しかないように思うのだがね!」
 ついに翼手化したソロモン、ハジを掴み、空高く運んでいく!
「君は僕たちの前から、未来永劫消えるべきだ」
 おそるべきライバル抹殺計画!!
「おまえの描く未来は、サヤの幸せにつながらない。サヤが望むのは・・・」
「その未来は、僕が描きます」
 そしてソロモン、摩天楼の高みへと来て、
「この高さから落ちれば、いくらシュヴァリエといえど・・・」
 ハジを放り投げた~!
 どんどん落下していくハジの視界に、バルコニーの手すりに立っているサヤがうつります。
「サヤ!」
「ハジ!」
 見つめあい、叫ぶふたり。その時まためまいに襲われ、サヤはバルコニーから落ちた!
 落ちていくサヤに追いついたハジ、サヤを抱きしめる!
「サヤ、あなたを死なせはしない・・・」
 ハジの髪を結んでいた青いリボンがふわりと解け、そして。
 彼の背中には大きな黒い翼が生えていたのでした。
「サヤ、お許しください・・・」
「許す・・?」
 ゆっくりと下降しながら、不思議そうに聞き返すサヤにハジは語ります。
「あの日、動物園から去る時・・・。私はあなたを守ろうとして翼手の力に身をゆだね、あなたを得ようとする人間たちを傷つけました。けれど私を見るあなたの目には、おびえと悲しみの色が浮かんでいました。そして、その時から私は翼手の力を封じたのです。あなたに二度とあんな思いをさせまいと・・・」
 第4クールまでこんな隠し玉を持っていたとは、さすがだ、プロダクションI.G.! 自らの封印を解いたハジ、これでアンシェルたちディーヴァ軍団にも対抗できると思われます。
 静かに地面に降り立つハジとサヤ。ハジはサヤを守るようにその翼でおおいます(この間にこっそりKISSできちゃうかも!)
「それが、サヤの最初のシュヴァリエの姿なのですね・・・」
 素早く人間の姿に戻ったソロモン、ふたりの前に立ちます。
「ソロモン、私にはもう甘い夢を見ている時間がないの」
「しかし、今のままでは・・・!」
「あなたの気持ち、嬉しかったわ」
 これは告白タイムのバツ印、「ありがとう、ごめんなさいっ!」のパターンですね。
 そしてとどめの一言は、サヤのミもフタもない、「ハジ、帰ろう」
 ソロモンの恋には、ピリオドが打たれたのでした。

 くじけるなソロモン! 君をふったサヤは例外中の例外だ! 君の美貌と口説きっぷりをもってすれば、女の子はよりどりみどりだ! 何なら私が・・・!! 
 こうして今日も管理人は思考回路がショートしてしまうのでした。
 ああ、今日は長かった・・・疲れた~。


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 3

ハジは第1話からテンション高かったですね。だっていきなりk(略
でもなんで動物いないのに動物園という名前をつけたのでしょうか?別に大豪邸とかでもよかったのに。でもソロモンとハジのどっちがタイプ?と聞かれたらすかさず「ハジ!!」と答えてしまいそうです。
小夜をソロモンとハジが引っ張り合いをしていたらどうなったんでしょうか?やっぱりソロモンの手を小夜は振り払ったのでしょうかね?このまま書きつづけていたらキリがなくなりそうなので終わります!では長文失礼しました。
by (2006-08-10 20:20) 

トントちゃん

そうでした。ハジは第1話でいきなりサヤにKISSしてしまったのでした。でもまあ、あれは「目覚めの血」ということで・・・。
あのお屋敷は初代ジョエルの趣味で、昔はいろいろ珍しい動物や植物があったのだそうです。それで「動物園」みたいです。
私はハジLOVEなのですが、今回はけっこうソロモンにほだされてしまったのでした。あれだけ想われたら、私なら陥落です!
by トントちゃん (2006-08-10 22:22) 

てさ

一週間前にBLOOD+に、ソロさまにはまってしまった者ですーーー
ハジもいいけど・・・やっぱりソロさまですよね!
トントさん面白いーーー最高!!!!
ホストクラブの今後の展開期待しています。
実はまだ25話までしか見ていないのですが
ソロさまにメロメロですーーー
また来ますね~!
by てさ (2006-11-02 04:19) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。